ノートに書き綴った日々。
現在の主力事業であるA8.netを開発しようと決めたのは1999年の夏のことです。(ちなみに当社の創業は1999年10月です)
アフィリエイトサービスをやる!
ということだけは決まっていたのですがでは具体的にどのような仕組みでやるのか。サービス体系はどのように決めるのか。まさに一から試行錯誤の状況でした。
最初は無印良品のB5ノート(罫線なし)を買い込んでここに思いつく限りの考えや思いを書いていきました。字が汚いので今では何が書いてあるのか不明です(笑)。
もちろんネットなどで情報を収集しました。アメリカで開催されるイベントにも参加しました。その間、システム構成を図で書いたり、その横でアフィリエイトの肝でもある成果報酬の補足(トラッキング)の仕組みを考えたり。またそれにこれが技術的に可能かどうか?などの質問を添えてみたり自分で自分に質問攻めをしていました(私は僧侶ではありません)。
その間も誰も読めそうにもないノートはどんどん増え続けました。そもそもアフィリエイトの仕組みは消費者とメディアと広告主とそしてわれわれ仲介者の4者が絡み合うもので、最初は慣れないせいで、その間のやり取りが複雑に思えて何度も何度も図を書いて自分を納得させながら関係性を理解していきました。
それぞれの間で発生する情報のやり取りや契約関係やネット上でのブラウザーの画面遷移などの状況を細かく書き込んでいきました。そして実際に必要なメディアや広告主などが利用する管理画面の構成なども作りながらそのデータフローなどをまた書き込んだりしていったのです。
と同時にやりたいアイデアが浮かんでくるとそれをまた追加します。すると全体の構成が変わってくることもあるので更に図などを書き直していきました。
途中、無印のノートを離れ、一時ツバメノートにご登場願い、気分転換もはかりましたが、同じようにまた誰も読めそうにないノートが溜まっていきます。
実際にA8のサービスが開始されるのは翌年2000年の6月です。しかしこれ以降もノートへの書き込みは淡々と続きました。溜まったB5ノートは30冊を超えました。
もうこの頃になるとノートを開くと気持ちが落ち着くというある意味あぶない状態でした(苦笑)。終電に乗り、ノートを開き、思いついたことを書き込む。時には集中し過ぎて降車駅を乗り過ごしたことも何度もありました。
しかし、サービスというのは一旦走り出すと次々にやりたいことや直したいことが湧き出てくるんですね。今でもあの頃ノートに書いたことの3割も実現していないのかもしれませんが、それほどアフィリエイトサービスは奥が深いのも事実です。
今、ファンではA8の他にもモバイルアフィリエイトサービスのMoba8や自社メディアを開発提供しています。優秀でかつ面白い(変?)スタッフがそれぞれの目線でいろいろなアイデアを考え出してそれをすぐに企画し実際に推進してくれています。もちろん皆はもう手書きのノートではなく、ノートPCでアイデアを膨らませているんだと思いますけど。。。
でも恐らくですが、電車に乗っている時に良いアイデアが浮かんだとニヤニヤしたり、早くアイデアを試したくて朝早く起きて会社へ行くようなノリは変わらないんじゃないかなと思います。
ファンという場所で、ぜひあなたの思いを"ノート"に書き込んでみてください。
|