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2017年12月期第2四半期決算説明会ダイジェスト

8/9に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2017年12月期第2四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。

2017年第2四半期の結果は、売上高が99億8700万円となり、過去最高となりました。
1~6月の数字としても、売上・営業利益ともに過去最高となっています。
アフィリエイトのA8.net(エーハチネット)が昨年対比15.4%増収と引き続き堅調で、低調が続くCPC/ターゲティング型サービス区分も昨年対比では増収に転じました。

 

こちらが業績ハイライト(連結)です。
当期純利益のみ増益率が高いのは、子会社の買収で累積損失があり、その分税金の還付があったためです。

 

続いて2017年12月期業績予想と進捗率です。
8月1日に中間業績予想の修正をいたしまして、その分通期予想も若干上方修正しております。
配当予想については、今期は19円を予想させていただいています。

 

第2四半期のセグメント別売上高の内訳です。

「CPA型アドネットワーク」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」「Moba8.net(モバハチネット)」の他、CPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「adcrops(アドクロップス)」もこのセグメントとしています。
こちらは昨年対比で6.5%増でした。

今月末でサービス終了を予定しクローズ作業を進めているMoba8.net分の売上がなくなったことや、初夏に気温が上がらずA8.netの季節広告の需要が伸びが振るわなかったこと、検索エンジンのアルゴリズム変更の影響などがあり、第1四半期に比べると勢いが落ちている結果となりました。

「CPC/ターゲティング型アドネットワーク」には、いわゆるアドテク(アドテクノロジー)領域のサービスを含めており、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」と、最適なユーザーへ広告配信するリターゲティング広告サービスの「nex8(ネックスエイト)」が該当します。
こちらは昨年対比で5.4%増となりました。

比率で言うとおおよそ3分の1がCPC/ターゲティング型アドネットワークという状況です。

 
CPA型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ >>
CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ >>
サービス紹介トップへ >>

 

国内最大級のアフィリエイトサービスであるA8.netは前年同期比で売上が15.1%増、稼働広告主ID数が10.5%増、登録パートナーサイト数が9.9%増という結果でした。
売上高は過去最高を更新しました。

PC:スマートフォン比率ではスマホ経由の売上が約6割まで伸びてきており、今後も対応に注力していく予定です。
海外広告主稼働数は220件で、売上規模が約6000万円となっています。
月間新規メディア(アフィリエイトサイト)会員登録数は、約12,000件となりました。

 

Moba8.netについては、会社全体の事業再編の中でこの8月末でサービス自体を終了するため、新規登録や利用もすべてストップし、クローズ対応を進めています。
主要な広告主様やメディア会員様についてはA8.netに移行していただいています。

 

adcropsはアプリのインストールごとに課金が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスです。

昨今、海外を中心にアドフラウドと呼ばれる不正広告・広告詐欺が見られるようになってきていますが、adcropsは海外メディアの登録比率が高くなってきていることから、不正な広告の監視や審査のレベルを引き上げるなど慎重になっていることもあり、売上はやや落ちています。

 

nendは引き続き低調ではありますが、昨年対比で増収に転じることが出来ました。
直前四半期も、若干ではありますが上回っています。

スマートフォン全体においてゲームの市場が非常に大きいことから、広告もゲーム系に偏る傾向が強く、nendに関してもそれが兼ねてよりリスクとなっていましたが、直近ではゲーム系比率が44%まで下がるなど、昨年対比で10ポイント以上減らすことができ、徐々に依存度が低下している状況です。

なお、アドフラウドの問題はnendに関しては、A8.netで培った不正を排除する仕組み・ノウハウをサービス開始当初から導入し監視や対応などしてきているため、現状大きな問題が発生することはありません。

引き続き、しばらく足が遠のいていたり休眠している既存ユーザーにもう一度広告主サービスを利用してもらうことを目的としたリエンゲージメント広告や、ユーザーの抵抗感が少ないネイティブ広告などに注力しながらサービス改善をしてまいります。

 

nex8はアドテクのプレイヤーとしてはDSP(※1)に当たる、消費者の属性や趣味嗜好をターゲティングして配信していくサービスです。

第2四半期には初めて売上が5億を突破しました。
引き続きダイナミックリターゲティング広告を中心に利用広告主数を増やしながら、着実に伸ばしていく予定です。

※1)DSP: Demand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略。広告主の広告効果を最大化する仕組み。

 

海外戦略子会社アドジャポンは本体のサービスと海外のサービスをつなぎ込む代理店としての機能と、自身が独自に運営する海外向けのアドプラットフォームとしての機能があります。

運営するアドプラットフォームにはSSP(※2)「medi8(メディエイト)」と、4月に提供開始した動画広告配信サービス「viidle(ヴィードル)」の2つです。
こちらはまだ先行投資期間であり、今後黒字転換をしていく予定です。

※2)SSP:Supply Side Platform(サプライサイドプラットフォーム)の略。メディアの広告収益の最適化などを支援する仕組み

 

ファンメディアは、ポイントサイトやメディアを運営していましたが、5月1日付けで吸収合併しました。
収益性が期待できるメディアについてはCPA型アドネットワーク事業に収容して中身を改善しているところであり、売上もこちらのセグメントに含めています。

 

第2四半期からは外れますが、7月3日にシーサーを子会社化しています。
こちらはブログシステムやスマートフォンアプリの企画・開発をしている他、自社メディア運営などもしています。

第3四半期以降はシーサーも連結業績に入ってまいります。

 
なお、決算説明会資料(全ページ)および決算説明会動画(質疑応答含む)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。

詳細は下記よりご参照ください。
2017年12月期第2四半期決算説明会 決算説明会資料・動画:
https://www.fancs.com/ir_release/2017/08/09/4468
投資家情報トップ:https://www.fancs.com/investors

 

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