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2019年12月期第3四半期決算説明会ダイジェスト

11/11に開催いたしました、アナリスト・機関投資家向けの2019年12月期第3四半期決算説明会から、一部ダイジェストをお届けします。

2019年第3四半期の結果は、売上高が265億8100万円で対前年同期比2.4%減、経常利益が30億100万円で対前年同期比13.6%減という結果でした。

第3四半期は、夏のキャンペーン等による季節的要因でゲームクライアントの予算が増加しましたが、検索エンジンのアルゴリズムの変更で、その他の分野が苦戦しました。四半期売上高は、対直前四半期比で97%、昨年3Q対比でも売上高はフラットでしたが、経常利益は96%と厳しい状況が続いています。

こちらが連結損益計算書です。

続いて2019年12月期連結業績予想です。


通期に対しての進捗率は、売上高77.7%、営業利益・経常利益は約80%という結果になっています。
配当金については、今期も昨年と同じ19円を予想させていただいております。
 

続いて第3四半期のセグメント別売上高の内訳です。

当社では「CPA型アドネットワーク事業」と「CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業」の2つのセグメントを設けているほか、2017年7月のシーサー株式会社の買収に伴い「その他」という項目を設け、そちらにシーサー株式会社の売上高を計上しています。

「CPA型アドネットワーク」には、アクションに対して広告料が発生する広告サービスを含めており、アフィリエイト広告サービスである「A8.net(エーハチネット)」とCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型広告サービスの「seedApp(シードアップ)」をこのセグメントとしています。

こちらの売上高は対前年同期比で3.1%減でした。

「CPC/ターゲティング型アドネットワーク」には、いわゆるアドテク(アドテクノロジー)領域のサービスを含めており、アクションに至る前の送客(クリック)に対して広告料が発生するCPC(Cost Per Click)型広告サービスの「nend(ネンド)」、最適なユーザーへ広告配信するリターゲティング広告サービスの「nex8(ネックスエイト)」、海外戦略子会社「ファンコミュニケーションズ・グローバル」が該当します。

こちらの売上高は対前年同期比で6.4%増となりました。

CPA型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ>>
CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業のビジネスモデル紹介ページ>>
サービス紹介トップへ>>
 

国内最大級のアフィリエイトサービスであるA8.netは、検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受け、売上高は対前年同期比で4.2%減となりました。

稼働広告主数は対前年同期比で27件減少、直前四半期からも4件減少しました。登録パートナーサイト数は対前年同期比6.8%増と順調に推移しております。

広告主の導入負担を軽減できる新しいトラッキング手法を提供開始>>
 

seedAppはアプリのインストールに応じて広告費用が発生するCPI(Cost Per Install・スマートフォンアプリインストール)型サービスですが、アプリの稼働状況に応じて費用を決定する機能を持ち、より広告主の広告効果・パフォーマンスに寄り添う内容になっています。

クローズド型アドネットワークとしてサービス開始から4年弱になり、この四半期は5億円を突破し過去最高の売上高となりました。
 

nendの売上高はまだ対前年同期比では5.4%減と低い位置での推移が続いておりますが、広告フォーマットの変更や広告配信先の選別などの対策が進んできました。稼働広告主数も直前四半期より26社増加しておりますので、第2四半期を底に増加トレンドにしていきたいと考えています。

対してnendの動画広告は数字が積み上がってきているものの、まだディスプレイ型広告の縮小をカバーしきれていない状況です。こちらも国内最大級のネットワークを抱えている強みを活かして、さらにトップラインを上げていきたいと考えています。
 

nex8はアドテクのプレイヤーとしてはDSP(※1)に当たる、消費者の属性や趣味嗜好をターゲティングして配信していくサービスです。

こちらは市場環境の変化もあり、12月3日にサービスを終了することにいたしました。今後はnex8で得られたノウハウを生かし、リソースの最適化を図ってまいります。

※1)DSP: Demand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略。広告主の広告効果を最大化する仕組み。
 

海外戦略子会社ファンコミュニケーションズ・グローバルですが、10月1日付で旧アドジャポンより社名変更いたしました。社名変更の理由は、日本国内での強みを海外で生かしていくため、その位置づけをしっかりと強調した方がよいのではとの考えからです。現在は、海外の広告主に対して日本市場でのプロモーションの支援およびコンサルティングを中心に事業展開しております。営業利益は昨年通期で赤字でしたが、今期は黒字に転換してきており、今後も海外の広告主に積極的にアプローチし、代理店機能の強化と事業内容の体制作りを図ってまいります。
 

シーサー株式会社は2017年7月3日付で子会社化した会社で、こちらはブログシステムの開発、Seesaaブログの運営を主力事業としている他、スマートフォンアプリの企画・開発、自社メディア運営など行っています。

営業利益は昨年通期で黒字でしたが、今期は第3四半期まで赤字という結果になっております。広告市場の環境変化への対応や新しいサービスを展開し立て直しを図っており、今後成長軌道に乗せていきたいと考えております。
 

最後になりますが、私たちファンコミュニケーションズは、2019年10月1日で創業20周年を迎えました。
上記、経営ビジョンの詳細は「20周年特設ウェブサイト」を制作しましたので、そちらでご確認ください。

20周年特設ウェブサイト>>
 

決算説明会資料(全ページ)および決算説明会動画(質疑応答含む)は、当社コーポレートサイトにて公開しています。

詳細は下記よりご参照ください。

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