描いてつくる ~AWARD受賞者の行動原則とは?(前編) ~

公開
  • Engineer

    データ活用推進部仕組み化推進チーム エキスパート

    田中佑樹

    2021年 新卒入社

  • Designer

    データ活用推進部 エキスパート

    土門琢

    2011年 中途入社

  • Sales

    ファンマーケティング推進部 マネージャー

    岩木響

    2018年 中途入社

FANCOMI AWARDとは

2024年ファンコミュニケーションズでは、「描いてつくる」をテーマにした『FANCOMI AWARD』という報奨制度を始めました。 ファンコミで働く全員が投票に参加でき全員に受賞のチャンスがある、いわば全社員が主役となる新たな制度です。
※詳しくはこちらをご覧ください:https://note.com/fancomi_recruit/n/nf5901a8f337b

インタビュー前編では昨年のFANCOMI AWARDで『テックマスター賞』『グッドデザイナー賞』『レジェンドマネージャー賞』を受賞した3名の社員へ、今年1年を振り返って「何を意識して行動していたのか?」や「仕事へのこだわり」「これから挑戦したいこと」などを話していただきました!

昨年の受賞時に受け取った「盾」ですが、その後はご自宅でどのように保管されてますか?

土門
もちろん、棚に飾っていますよ!...と言いたいところですが、実は倒れちゃって欠けてしまうのが心配というのを言い訳に、箱のまま本棚にそっと置いてました(笑)
岩木
私も土門さんと一緒で、すごくかっこいい盾なので、落として欠けたり傷つくのが嫌だなと思って箱の状態で本棚に置いてました(笑)
田中
私も落として欠けちゃうのが怖いので、大切に床に置いています。床であれば落ちるなどの心配はないですし、安心かなと(笑)
岩木
私も土門さんと一緒で、すごくかっこいい盾なので、落として欠けたり傷つくのが嫌だなと思って箱の状態で本棚に置いてました(笑)
土門
欠けたり、傷ついたりするのは怖いですけど、せっかくいただいたものですし、皆さんこれを機にちゃんと箱から出してかっこよく飾りましょう!!

昨年、お三方が最も注力したことや挑戦したことは何ですか?

土門
さまざまな業務を経験させてもらって、デザインの面ではまだ成長途中ですが、自分に与えられた仕事に全力で取り組みました! スマートにできていたかというと自信はないですが、何か一つに絞ることはできないです。すべての仕事に全力だった1年ですね(笑)
岩木
YOORの動画を依頼させていただいたときも、初回の打ち合わせですでにほぼ出来上がっている状態で用意してくださったとき、本当に感動したのを覚えています!
土門
そう言っていただけるだけで救われます、、、。
インタビュアー
私も土門さんとお仕事させていただく機会が何度かありましたが、携わられている仕事を全て楽しんで取り組まれているのが本当にすてきですね! 田中さんはいかがでしょうか!
田中
私はもう1つだけです。「N-INEを作ったこと」です!
一同
お~!かっこいい!!(拍手喝采)
田中
丸一年N-INEに全力を注ぎましたね、とにかく必死でした(笑) もともとはデータサイエンティストとして入社したんですが、なぜか新規事業を任されることになったんですよね。 なので、なぜ自分が選ばれたのかを上長に根掘り葉掘り聞きました。 当時は完全に納得したとは言い切れないものの、1年N-INEに携わってみて、結果的にN-INEという新たなサービスの立ち上げメンバーに選んでもらえて本当によかったなと思っています。 今はN-INEから離れていますが、やはり一から携わっていたので寂しくて寂しくて仕方がないですね、、、。 でも、N-INEには優秀な人がたくさんいるので、しっかりと託してきました!
土門
道なき道を進んで、自らその道を正解に導いたということですよね、すてきです! ちなみに、岩木さんの最も注力したこと、挑戦したことはなんですか?
岩木
やっぱりYOORの売上ですね、もうそれしか頭にありませんでした(笑) 昨年の2月に事業責任者になったんですが、それまで数字はチェックしていたものの、「YOORを今後どうしていくか」という視点を持つようになったのは事業責任者になってからでしたね。 いざYOORの現状を見てみたら、数字がかなり停滞していて、GMVが1000万もいっていなかったんです。 そこから「7月までに2000万にしてほしい」と言われ、正直どう考えても難しいと思いました。 ですが、「無理だ」と口にしてしまえば本当に無理になってしまう。 そこでまずは今何が必要なのかを冷静に計算し、チームに対して行動指標まで落とし込んで、 「これを進めれば必ず成長できるからやってみよう!」と声をかけ、鼓舞し始めましたね。 そこからは常に数字を見ながらメンバーと話すことをずっと繰り返して、売上を伸ばすことに全力を注いできました!
土門
素晴らしい!! 岩木さんは事業責任者になる前はプレーヤーだったんでしたっけ?
岩木
プレーヤーではなくプロジェクトマネージャーという立場でしたね! 立ち上げ前の企画段階から携わっていますが、事業責任者を任せていただけた分、「やってやる!」という気持ちで突っ走りました!
土門
愛があるからこそですよね、さすがです!!

皆さんが日々仕事をする上で意識していることやこだわり、仕事術はありますか?

岩木
私は事業責任者になって明確に変わったことが1つあります。それは「仕組み化」を意識するようになったことです。 以前と大きく違うのは、自分一人が頑張るだけではなく、チームメンバー全員が協力し合いながら目標達成を目指す必要があるということです。そうしなければ、YOORというサービス全体の目標を達成することはできませんし、すべてを自分だけで抱えるのは限界だと感じました。 なので、どうやったらみんなが目標達成をしやすくなるかをすごく考えましたね。 現状の課題を分析したところ、みんな提案はできるものの、その後の効果測定や改善案を出すことに苦手意識があることがわかりました。 そこで、その部分を仕組み化し、取り組みやすい環境を整えたんです。 具体的には「今週はこの動きを試してみて、結果は来週確認するのでその改善案をまとめてきてね」と伝え、定期的にPDCAサイクルを回す時間を設けられる仕組みを構築しました! また、最初のうちは対応や準備を忘れないようリマインドを徹底することも意識していましたね(笑)
土門
メンバーの皆さんが、仕組み化によってある程度PDCAを回すことに慣れてきた段階で、リマインドなどは緩めたのでしょうか?
岩木
緩めたりはしていないですね。 タスクってすぐに生まれるじゃないですか、なので一つ一つ確実にリマインドを入れていきます。 ただ、メンバーの成長に合わせて、自身で判断させる部分も徐々に増やしていますね! こうやって話すとガチガチに管理する人だと思われがちですが、人の成長に関しては意外と放任主義なんです(笑)
一同
さすが岩木さん!!(拍手喝采)
インタビュアー
岩木さんのように既存サービスの売上を上げていくために取り組んでいくのではなく、0→1を作り出していくことを取り組まれていた田中さんが意識されていることはなんですか?
田中
私が一番意識しているのは「目の前のことを必死に頑張る」です! 今でも常に足踏みしている状態ですが、特に新規事業をやっていた時は壁しかなかったですね(笑) 一つ突破したと思ったらすぐ次に壁が出てくるので、いかに足踏みを止めずに壁を乗り越えていくのかを常に意識していました。
岩木
その原動力はどこから来ているんですか?
田中
顧客の声ですかね! 新しい機能を作って顧客が喜んでくれるのが素直に嬉しいんですよね。
土門
田中さんを見ているとコミュニケーションをすごく大事にしているなと思うのですが、それはやっぱり意識してやっているんですか?
田中
そんなコミュニケーション力はないですよ、、特に意識はしていないです(笑) ただ、いろいろな意見を顧客から言ってもらえるのってすごくありがたいんですよね。 >自分の考えだけでは限界があるので、顧客とのコミュニケーションは大事にしています!
岩木
私もよくあるのですが、顧客から不満の声をもらったり怒られることありませんか?(笑) もしそういうのを受けたとき、田中さんはどうやって消化されてますか?
田中
もちろん、怒られたことあります(笑) ただ、私は基本寝たら忘れるタイプなので、たくさんご飯を食べて寝る!ストレス発散はこれに限ります(笑) ただ、いろいろな意見を顧客から言ってもらえるのってすごくありがたいんですよね。 自分の考えだけでは限界があるので、顧客とのコミュニケーションは大事にしています!
岩木
「寝たら忘れる」いいですね、、羨ましいです! ちなみに土門さんが日々意識していることや仕事術はなんですか?
土門
私が意識しているのは「なるべく対面で話す」「長文を送らない」です! 例えば、Slackで長文のメッセージを送っても、相手に対して正確に伝えられないこともあります。 こちらが時間をかけて丁寧に書いたつもりでも、うまく伝わらずに認識のズレが生じてしまうと、機会損失につながりかねません。 だからこそ、「伝える」という仕事を生業にしている分、常に「どうすれば伝わるか」「どの手段が最適か」を考えながら仕事をしています!
岩木
確かに、Slackで壁のような長文がくるともう読むのを諦めちゃいますもんね、、、。 「相手に伝える」という意識は本当に大事だなと私も思います!

この機会にそれぞれ聞いてみたいことや気になることなどがあればぜひ質問していただければと思います!

岩木
私、1つ土門さんにお聞きしたいことがあります。デザインの幅を増やすにあたってインプットってすごく大事だと思うんですが、インプットはどうしていますか?
土門
岩木さん、いい質問してくださいますね(笑)今圧倒的にインプットが足りていない、引き出しが少ないなって感じているんですよ。
特に資料作成の難しさを感じていて、動画であればナレーションを入れるので画面の情報量って少なくていいんですよね。
ただ、資料は文字情報を入れなければいけないので、見やすい工夫などを考えていると、いよいよ自分の引き出しでは間に合わないなと、、
そんなときに私がインプットするサイトとして重宝しているのが、岩木さんに共有してもらった「Slideland」です!
他社のイケてる資料がまとまっているサイトで、ここから自分では思いつかないデザインなどを見つけてインプットするようにしています!
毎日欠かさず見ているくらい素晴らしいサイトなので、すごく助かっています、、岩木さん本当にありがとうございます!
岩木
共有していたことをすっかり忘れていました(笑)私もデザインの領域から離れてしまっていますが、デザインにおいては視覚的なインプットはすごく大事ですね。
土門さんに共有して本当によかったです!
土門
私からも岩木さんに質問があります!今年もFANCOMI AWARDがありますが、どういう姿勢の人だったら岩木さんは票を入れたいと思いますか?
岩木
いい質問ですね!私なら「この人、本気でやっているな!」と思う人に票をいれますね。
新規事業もそうですけど、ゼロから事業を立ち上げたり、その責任を担って推進するのって本当に大変なことなんです。
だからこそ、ある意味で“常識の枠を超えて挑戦し続ける覚悟”がないとできないことだと思っています(笑)
そういう、本気で事業に向き合っている姿勢が伝わってくる人に、ぜひ票を入れたいですね!
土門
素晴らしい!!私も本気で頑張りますね(笑)田中さんにも1つ質問したいんですが、エンジニアとしての理想像ってあるんですか?
田中
理想像、、そうですね、正直悩み中ではありますが、何かを作る上でできないことはないと思うんですよね。
わからないことでも調べてインプットすれば必ずできると思うので、今は自分にできないことを探しています!
一同
かっこいい!!
岩木
ちなみに田中さんは、今新規事業から離れてメインで何をされていますか?
田中
データ活用推進部に異動して、主にAI周りや社内の仕組み化をメインでやっていますね!
AIの力も使いつつ、各部署がスムーズに業務を遂行できるように、いろいろなことを仕組み化していきたいと思います!
私からも岩木さんにお聞きしたいことがあります!仕事における「徹底力」って、後天的に身につけられると思いますか?
土門
それ、私も聞きたいです!!
岩木
後天的に身につけられると思います!私も社会人になりたての頃は本当にテキトーだったんです、、、
ただ、少しずつ成功体験を積み重ねたり、自分の得意なことやできることが見えてきた中で、「私ってここまでできるんだ!」とか、「あの人が頑張っているなら、私ももう少しやれるかもしれない」と、自分自身に期待を重ねてきました。
そうした積み重ねが、今の自分をつくっているんだなと感じています。
1つだけ私の信念をお伝えすると、「人は忘れる生き物だと思っておくこと」です(笑)
「こんだけ言えば伝わるはず」と思っても、そうはいかないことも多いので、私はカレンダーで通知を設定したり、Slackで事前にリマインダーを仕込んでおくなど、抜け漏れが起きにくいような工夫をしています(笑)
田中
なるほど!人間のデメリットを熟知した上で、徹底する・させることを意識しているんですね!
土門
これがまた、その人の全部を信用しないのではなく、「人は忘れる生き物」ということにフォーカスを当てているというのがまたいいですね~

では、最後に1つお伺いします。 お三方が今後FANCOMIで挑戦したい(やりたい)ことを教えてください!

土門
では私から。
昨年は動画・資料作成や名刺のデザインにも携わらせていただき、さまざまな手段でデザインすることを経験させてもらいましたが、
まだまだデザインの修行が足りないなと思っているんです。
例えば、「Notionでテキスト情報が多いな~」という意見があったときに、図解でパッと伝わるようなものを作るなど
「こういうのがあったら良かったね」と言われるようなデザインを探して、貢献の幅を広げていきたいです!!
田中
今年はもう、FANCOMIをAI先進企業にすることです!
名だたる企業の中でもFANCOMIが一番AIを活用している、と言われるような会社にしたいです。
4月からAI活用に関して取り組むようになったので、まだ始まったばかりではありますが、全社でAIが当たり前に使われるような会社にしていきたいと思います!
岩木
私は、自分がいなくてもYOORが成長できるような状態を目指しています。
また、YOORという環境を一度自分から切り離して考えたとき、自分の強みは「チームで何かを成し遂げること」や「チームを動かす力」なのかな、と思います。
この力を活かして、会社の中で必要とされる場所で貢献していきたいと思っています!(ガッツポーズ)
インタビュアー
お三方、ありがとうございます!
1時間では収まりきらないくらい濃密な時間で、もっとたくさんお話を聞きたいところではございますが、
今回、お三方のお話を聞いて、それぞれの立場で自分にできることを必死になりながら全力で取り組んでいらっしゃるのが伝わってきました。

この場ではわからない、たくさんの努力や苦悩があったと思いますが、純粋にお三方への尊敬の気持ちでいっぱいです!
この記事を通して、昨年FANCOMI AWARDで受賞されたお三方の仕事に対する思いや考えが伝わり、仕事に取り組む上でのヒントになれば嬉しいです。

土門さん、岩木さん、田中さん、本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
トップへ戻る